嫌いなことは長続きしません。
体が疲れているときでも、少々睡眠不足の時でも、
好きなことをやっているときは、楽しいから苦に思ったりはしません。
体がきつくなってきても、眠気に襲われてきても、
好きでやっていることをやめようとは思わずに、
なんで体がへばってきてるんだ...とか、
なんでこんなに眠くなっちゃうんだ..とか、
自身の体に対する不満は頭に浮かぶのですが、
好きでやっていることに対する不満は、不思議と出てこないものです。
それは、やっぱり、
好きなことをやっているときというのは楽しいからなんですね。
就職の基本も、ここにあります。
他者の目で見て、きつそうな仕事であっても、
その仕事が当人にとって好きなことであれば、
それは楽しいことなのですから、
少々きつそうなことがあったとしても、続けることができます。
唐突ですが、私は、「幸せ」を、
「健康で悩み事のないこと」と定義づけています。
まぁ健康については、人それぞれが健康であるために、
いろいろな方法論をお持ちでしょうが、
睡眠とバランスのとれた食事を心がけ、
ストレスのない生活を送れれば維持できるのだと思います。
ですが、ストレスのない生活を送るというのは、
かなり難しいことですよね。
いろいろな病気の温床、原因、遠因といわれるストレス。
ストレスのある生活が続くと、
しだいに健康が損なわれ、幸せから遠ざかることになります。
そのことを就職(仕事)に関連づけて考えてみます。
このプログの一貫したテーマは、
好きなこと、ものを仕事に
ということです。
では、
嫌いなこと、嫌なこと、好きではないことを仕事とした場合、
その人はどうなるでしょう。
まぁ、やってみたら面白くて好きになった、
という場合もなくはないでしょうが、
たいていは、ストレスを抱え込んで沈んでいきます。
せめて、興味のないことを仕事としたが、
しだいに興味がわいてきて、やる気がでてきた...
くらいのところでないと、長続きはしません。
毎日追い込まれるような状態で昼飯を食べる余裕もない
精神的にも肉体的にもキツイ仕事、
私の知り合いでトレーダーやっていた人がいます。
有能な人ですから、たくさんお金を稼ぎます。
そして、その人にとって、その仕事は好きなことですから、
けっこう長いこと、その仕事が続いたんですね。
しかし、好きなことを仕事にしていても、
ストレスは、相当あったんでしょうね。
病気になって、その仕事に戻ることはありませんでした。
好きなことを仕事にしていても、
こういう例は、たくさんあります。
では、自分自身にとって好きじゃない仕事なんだけれども、
他の仕事よりは、たくさんお金を稼げるので、
その仕事をやっているという人の場合。
好きではないという時点で、
すでにストレスの大きな要素を抱え込んでしまっています。
しかし、生活のため、家族のため、
そしてなにより自分自身のためストレスを抱えながら、
好きでもない仕事を毎日続けます。
その挙句に病気にでもなったら、これは悲劇です。
好きなことを仕事にして、
最初は丁稚みたいな給料しかもらえなくとも、
好きなことですし、何よりも若く健康ですら、頑張れる人の場合。
好きなことですから、研究心、向上心があります。
どやされても、いじめられても、へこたれません。
なんせ、好きなことなんですから。
しだいに、仕事への取り組み方、真摯さが認められ、
組織で抜擢されたり、リーダーになったりしていきます。
自然と、お給料もあがっていきますね。
幸せが、健康で悩み事のないこと なのであれば、
やはり、ストレスはいけません。
嫌なことを続けていても、長続きしません。
無理やり長続きさせても、それはストレスとなります。
病気になっていいことは、なにもありません。
就職を、そういった観点から見てみることも
大切なことです。