以前、
根拠のない「やりたい仕事」にこだわらないで、
という話をしました。
昨日、日経本紙朝刊に
タイトルにある
「キャリア決めつけ症候群」の話が載っていました。
うまいネーミングだと思います。
言ってることは私と同じです。
面接で、どういう仕事をしたいか、
と問われるので、自身のキャリアプランを、
頭の中で描く作業をつづけていると、
その机上の空論ともいえるキャリアを目指すという
馬鹿みたいなことになっちゃう人が多いんです。
なんの根拠もないのにね。
企業側だって、
この人広報をやりたいって言ってるから、
広報で採ろうなんてこと考えませんよ。
仕事に対する考え方を聞いているだけで、
何を担当させようなんて、
やりたいこと聞いて決めてませんから、
会社は。
その代わり、
中途採用は違いますよ。
みなさん、勘違いしているかもしれませんが、
募集職種を明確にしているから、
その職種のキャリアがなければ駄目かというと、
そうでもないケースが多いんです。
しかし、だからといって、
安易に転職を考えるのはどうかと。
人事をやりたいのに
ずうっと営業だったから、
人事の募集をしている会社に転職したという事例。
けれど、その人は、
長続きしませんでした。
人事という職種、実際にやってみると、
その人にとって、あまり面白くない仕事でしたし、
そもそも、その会社に愛着を持てない。
そりゃそうです。
その会社の商品、サービスが好きで
入った会社じゃないんですから。
優先順位を間違えると
こういうことになります。
みなさんも、
気をつけて。