前の章では、ブランドの話をしましたが、
ブランドっていったい何なんでしょうね。
私は、
すべての要素を包括した「価値」なんだろうと思っています。
ブランド・イメージっていう言葉は、よく使われますが、
私は誤解を恐れずに言うなら、ブランド・イメージで、
就職すなわち就社するのが、一番だと考えています。
なぜなら、これをやりたいと主張して入社しても、
やりたいことをやらせてくれるかどうかは、わからない場合が多いですし、
そもそも、
入社前にやりたいと思ったこと(無理やり思い込んだこと)が、
本当にその人に適した仕事かどうかは、誰にもわかりませんよね。
前にも言ったとおり、
やってみなければ、わからない世界なんです。
そうなのであれば、
自分の好きなブランドで会社を選んでおけば、
どういった種類の仕事に就いても、そのブランド(価値)を高めるために自分は貢献しているんだ…と
思えますね。
なぜなら、そのブランド(会社)が好きなんですから。
もちろん、ブランドには、無名なもの、
無価値(今のところは)なものは、ごまんとあります。
しかし、
これから価値を高められるような
潜在能力を持ったブランドも、ごまんとあるんです。
ですから、ここでいうブランドとは=(有名)という意味ではありません。
ブランドは、あくまでも、その人にとっての価値です。
有名でない場合が多いのですが、
その道のプロにしか知られていないような高ブランドも、
世の中には、たくさんあります。
まずは、好きなブランドを見つけて、
そのブランドを支えるためには、どんな役割でもやる…という気持ちが、
就職先選定の重要なポイントになると、
私は考えています。