という切り口で話してみました。
個人商店的な少人数の会社は別でしょうが、
ある程度の規模の会社になりますと、
いろいろな部門があり、いろいろな仕事があります。
今回は、或るジーンズのブランドが大好きで、
ジーンズはいつも決まってこのブランド、という人の例。
人と接するのが好きで、あまり会社組織のことは知らないため、
希望配属は営業ということで面接を受けました。
しかし、実際の配属は情報システム部門でした。
履歴書に学生時代に何の気はなしに取得した
シスアド初級という資格が、
履歴書の中で人事担当者の目に留まったのかもしれません。
コンピュータは好きなほうではありますが、
どちらかというと道具として使う方で、
シスアドの資格を取ったのは、
学生時代に何かひとつ資格を取っておいた方が、
就職に有利だよという先輩の勧めで、
過去問を見たら興味を持てそうで、
ちょっと勉強したら受かっちゃった...という程度のこと、
というのが真相です。
面接のときも、パソコンは一通りのことができますね、
くらいの話でした。
配属も圧倒的に営業系の比率が高いと聞かされていたので、
自分はてっきり営業だと思い込んでいたのでした。
情報システムの仕事は、
ネットワーク、システム、アプリケーションとも、
幅広い知識を要求され、何が怖いかというと、
ネットワークが無事に稼動していることが当たり前
という世界での「ダウン」です。
普段は、本当に、会社を下支えする陰の仕事です。
でも、彼はそれ以来3年が経過しますが、
中堅社員として、日々やり甲斐をもって、
嬉々として働いています。
仕事が性に合ったのかもしれませんし、
上司・先輩・同僚・後輩に恵まれたからかもしれません。
しかし、なにより、彼が生き生きとして働けるのは、
大好きなジーンズ・ブランドをつくっている会社の一員として
貢献できているという誇りがあるからなんです。