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このブログは就職専門のブログです。 今後も、宣伝・広告の類は一切載せませんので、学校関係の方は、安心して学生にお薦めください。

2012年10月5日金曜日

就職成功の黄金律―13 好きを深化させる

「好き」ということを軸に考えてみるとき、
いろいろと物事を派生的に連想してみることは
とても大切なことです。

たとえば、小さい頃から機械いじりが好きで、
なんでも分解して元に戻せず親から叱られたとかいう話
よく聞きますね。

やっぱり、そういう人は工業高校の機械科に行ったり、
高専や大学の機械工学科に行ったりしているケースは多いです。

メカ好きでバイク好きなら、バイク関連の業種、
電子工作好きで、ギャンブル好きなら、パチスロ関連業種とか、
このようなケースは、ある程度、単純な連想で
好きなことを仕事に関連づけている事例です。

最初に言った物事を派生的に考えるということは、
もう少し「好き」を掘り下げる作業だともいえるでしょう。

スタバのコーヒー、おいしいですね。
私は、その昔、
あんまりコーヒーって好きじゃなかったんですよ。

ところが、スタバに出会って以来、
とても好きになっちゃったんです。

コーヒーが好きというよりも、
スタバが好きなんです、きっと。

そこで考えてみると、
スタバのコーヒー豆は、どこで栽培され、
どのように収穫され、どのように運ばれて、
どのように焙煎され、どのような道具で、
どのように淹れて、どのような場所で、
どのように飲まれているのか、
いやいや、これは大変なことですね。

豆がおいしいコーヒーになるまで、
いろいろな過程を経て、
つまり、いろいろな人による仕事を経て、
私たちの口に運ばれてくるというわけです。

その過程を手段としてのジャンルで見ますと、
農業、物流、製造(食品)、製造(機械)、
マーケティング(店舗、デザイン)、小売、等々
まぁ、それはいろいろとあるわけです。

たとえば、先述したメカ好きの人が、コーヒー好きで、
「どういうマシンで、こんなうまいコーヒーを淹れてるんだろう」
と機械の中身に興味を持つと、
これは、とても楽しい仕事につながりそうです。

以前にも話しましたが、
人には、いくら続けても苦にならないこと、
平気なことがあります。

まぁ好きこそものの上手なれという言葉のとおり、
これをやっている間は時を忘れるくらいだとか、
何時間やっても全然苦にならないとか、
そういったことが、誰にでもあると思うのです。
そして、それを続けていると、
そのジャンルでは「上手」が「その人の強み」に変化していきます。


読書という趣味、
履歴書を見ると音楽鑑賞とともに頻出の双璧ともいえる趣味ですが、
これだっていいんです。
 
好きな作家の新刊が出るのはとても楽しみですよね。
 
お腹がへっていようが、睡眠不足であろうが、
一気に読んでしまいます。


そういう人は、まぁ本が好きというよりも
読書が好きなんですよね。
 
例えば本屋さん。
 
最近は本屋さんが選ぶ文学賞なんてものもできて、
書店の在り方も変わってきたのかもしれません。
 
しかし、経験した人は知っていますが、
同じ本を扱う作業であっても、
およそ読書とは、かけ離れた仕事内容なのであります。
 
肉体的にも結構しんどいしね。

ですから、
読書という作業に近いところで仕事をしたいというという人には、
向かない仕事なんです。
 
しかも、いつも周りに、
すぐにでも読みたい本が溢れているのですから、
ストレスにもつながります。

ところが、もちろん読書も好きだけれど、
とにかく本に囲まれているのが好きという人もいるんですね。
 
かくいう私自身も、これに近いかも。
このブログの背景も、本棚ですしね(笑)
 
ということになると、
これは全然別の話でありまして、
書店の仕事が楽しくて仕方がない。
 
なんといっても、
好きな本に囲まれて仕事ができるわけですから。
 
一所懸命やれば特定のコーナーづくりを好きにやってみて、
なんてことになるでしょうし、
そうなれば、
自分は好きだけど世にあまり知られていない作家の本を
発表順に陳列して世に広め、
ブームをさきがけることだってできるかもしれません。

本を好きなのは、読むことだけが純粋に好きなのか、
それも好きだけど、自らもそういう文章を書くような仕事に就きたいのか、
それとも、まず第一に本のそばにいられる仕事をしたいのか、
というようなことを考えてみることです。
 
本屋さんに向いてる人は、どなたですか。