以下の文章は、
寄せられた相談メールを
私なりにかいつまんでリライトしたものです。
(ご本人の了解を得ています)
仕事にやりがいが見出せないんです。
なんかやる気が出ないので、転職したいかなと。
人間関係が悪いわけじゃなく、
仕事がきついわけでもなく、
なにか平々凡々と毎日が流れていくんです。
このままではいけないという気持ちが日々強くなってきて、
このブログを読んでみると
好きな会社でならば、ブランド価値を高めるために
一所懸命仕事ができると書いてあり、
なんか自分はその考えには適合していないような気もします。
仕事は、営業部門の事務です。
会社は、機械メーカーで営業所に勤務しています。
以上のようなご相談です。
私は、こう答えました。
転職は、してはいけません。
今の仕事に刺激がないのであれば、
刺激を求めて自らが動けばよいのです。
会社に対して、
いろいろと提案してみることから、
始めてみては、いかがでしょうか。
簡単に提案と言いましたが、
提案というのは、生半可なものでは
通用しませんよ。
担当している仕事が会社の中で、
どのような役割を果たしていて、
他の部署とどのように連携していて、
会社が抱えている課題に対して、
どのような関係性があるのか等を
ふまえたうえでの提案です。
けっこう、大変です。
自らが組織に対して能動的に動き出すと、
日々の仕事に達成感が得られ、
一日一日に区切りがつけやすくなります。
「電通」の鬼十則の第１番目の言葉には、
こうあります。
<1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。>
そして、このブログのキーワードは、
「自ら動く」
「達成感を得る」という２つの言葉です。
自ら動くためには、
問題を見抜き課題を設定し
解決策を提案する能力が求められます。
達成感を得るためには、
日々の課題をクリアする
業務遂行力が求められます。
おそらく、あなたは、
「待ち」タイプなんですね。
決められたことは、
教わったとおりにちゃんとやる。
なんのために、
この仕事をやっているのかという
本質を考えたことがない、たぶんね。
問題意識が無ければ、
変革することはできません。
変革するということは、
自ら考え、自ら動き、解決し、
達成感を得ることです。
まずは、動き出すところから
始めてみましょう。
おまけで、最後に
電通「鬼十則」を載せておきます。- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
- 仕事とは先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
- 大きな仕事と取組め！ 小さな仕事は己を小さくする。
- 難しい仕事を狙え！ そして成し遂げるところに進歩がある。
- 取組んだら放すな！ 殺されても放すな！ 目的を完遂するまでは．．．
- 周囲を引きずり回せ！ 引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。
- 計画を持て！ 長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
- 自信を持て！ 自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一部の隙もあってはならぬ！！ サービスとはそのようなものだ。
- 摩擦を怖れるな！ 摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。