「これっ」と決めている人も、結構いるでしょう。
しかし、どうやって
「これ」と決めることが、できたのでしょうか。
その決めたプロセスを、もう一度検証してみましょう。
たとえば、小さい頃から恐竜が好きで、
それで博物館の学芸員を目指すなんてことは、大変わかりやすく、理想に近い決め方です。
プロセスに、疑問の余地はありません。
ところが、なんとなく、法律学科を出て、
法律がなんとなく好きで、
説明もしやすいから、企業で法務をやりたいと考え、法務部を志望する…
というような人がいたとしますね。
そう思い立つと、どこの企業を訪問しても、
法務、法務と言います。
そうしているうちに、
だんだんと、自分は法務でいくんだ…と、
変な思い込みに走ってしまったものの、
首尾よく法務要員として企業に採用されたとします。
採用された企業の研究はよくやったので、
一通りの知識はあるのですが、
いかんせん、その会社に対する愛着が無い。
採用されるための法務ではありましたが、
会社に愛着は無く、
そもそも、なんで法務なのかも、
自身に対してよく説明できない。
気づいてみれば、法務を希望して、
その希望が通る会社ならどこでもいいや…的な
就職活動をしてしまったわけです。
俺、このまま、定年まで、
ここで働くのかなぁ…という考えになってしまいました。
それに、今後ずう~っと、
法務だけ、なんてことは、まずありませんしね。
厳しい就職戦線の昨今、前にも書きましたとおり、
10社以上から、内定を獲得する人もいます。
思い込みのやりたいことを優先するのはやめて、
愛着の持てるブランドを持った会社を選んでください。